【NFL】「今年はお金をもらうつもり」と率直に語るブラウンズWRクーパー
クリーブランド・ブラウンズのワイドレシーバー(WR)アマリ・クーパーがミニキャンプを欠席したのは、ある明確な目的があったからだ。つまり、クーパーは新契約を求めている。最近、カメラで捉えられたやりとりの中で、自身のスピードを証明するよう求められた際に、クーパーは実際にそれを認めている。
クーパーは映像の中で、スポーツベッティング企業の『Betr(ベター)』の関係者に「君と競争したらハムストリングか何かを痛めるかも。今年はお金をもらうつもりだからさ」と話している。
30歳のクーパーは自身のキャリアにおいて、複数年契約で多くの報酬を得る最後のチャンスに直面している状態だ。だからこそ、クーパーは参加必須のミニキャンプを欠席し、欠席が原因で科される可能性がある罰金を支払うことを受け入れている。欠席することで失う金額よりも、追加で得られる金額の方が大きいと分かっているからだ。
ブラウンズのジェネラルマネジャー(GM)アンドリュー・ベリーは6月に入ってから、クーパーの欠席をビジネス面の問題として説明しており、「だからと言ってアマリへの思い入れが変わるわけではない」とつけ加えている。とはいえ、ブラウンズがすぐに契約をまとめる保証はない。一方で、両者の間に敵意が見られないことは明るい側面として挙げられるだろう。
そうした状況を踏まえると、2024年に新契約を得ようとしていることを認めているクーパーを、誰も責めることができない。クーパーのあけすけな態度は清々しいと言えよう。クーパーが新契約を手に入れるのか、あるいは長期的な保証がないまま5年1億ドル(約160億5,245万円)の契約の最終年を過ごすのかに注目だ。