晩秋から春先まで花壇が寂しくて... 宿根草の休眠中に目立つ地面は、どうしたらいい?
「花壇がまとまらない」「単調になりがち」そんな植栽のお困りごとを杉井志織さんがスッキリ解決! 『趣味の園芸』4月号からスタートした季節連載「杉井志織のガーデン誌上添削」では、ウェブサイト「みんなの趣味の園芸」で募集した読者のみなさんのお悩み写真をもとに、編集部で画像処理をしてアドバイスします。「うちもあるある」なお悩みばかりです。ぜひ、これからの植栽に生かしてください。 4月号より、春先まで花が少なく寂しいという花壇についてお悩みと、その解決方法をご紹介します。
宿根草の休眠中に目立つ地面はどうしたらいい?
玄関アプローチにある南向きで日当たりのよい花壇です。奥は宿根草を多めに、手前は季節の一年草を植え替えています。冬に宿根草が地上部を枯らすと地面が目立つのが気になります(上の写真は5月撮影) 兵庫県/ひろみさん
答え② 早春に咲く球根植物を
冬に寂しくなるところには黄色いスイセン′テイタテイト′など、寒い時期から芽を出し早春に花を咲かせる球根植物を植えるとよいでしょう。 植えた宿根草の根を、球根の植えつけ時に傷つけそうで不安とのこと。球根の植えつけ時には移植ゴテを垂直に入れて、根をスパッと切れば周囲の株へのダメージは少なくなります。 杉井志織(すぎい・しおり) 園芸家 庭の植栽設計、花壇管理、花壇ボランティア運営の指導、フラワーショーなどのイベント装飾などで活躍。草花全般の栽培、最新品種の情報に精通。ビギナーにもわかりやすい語り口で人気が高い。監修に『らくちんガーデニング 12か月の魔法 無理なく続ける庭しごと』(NHK出版)など。