えっ、いま舌打ちされた!?…月収90万円だった67歳元商社部長、40歳年下のバイトリーダーに見下されても「時給1,200円」で大晦日まで働く理由【FPが解説】
老後破産を避けるための対策
亀井さんのケースから学べる老後破産を避けるための対策は以下のとおりです。 早期からの資産形成 現役時代から、投資や貯蓄を通じて資産形成を行います。特に、老後の住居費を抑えるため、可能であれば持ち家を確保します。 亀井さんは想定外の離婚で持ち家を失いましたが、田舎にある実家を妹との共有名義で所有しているとのことです。売却しても二束三文とのことで処分を決めかねていましたが、妹の持分を買い取ることができれば、住まい問題は解決できます。 リアルな老後設計 離婚や予期せぬ出費など、最悪のシナリオも想定した老後の生活設計を行いましょう。亀井さんが離婚したのは60歳ですが、65歳までに真剣に向き合っていれば、もう少しマシな判断ができたかもしれません。 ファイナンシャルプランナーなどの専門家に相談すべきでしたが、いまからでも遅くはありません。90歳(できれば100歳)までのお金の流れをキャッシュフロー表で確認したほうがよいでしょう。 年金以外の収入源の確保 副業や趣味を活かした小規模ビジネスなど、年金以外の収入源を確保します。 老後破産は、まじめに勤め上げた会社員であっても起こりうる問題です。亀井さんのような苦い経験をしないためにも、早い段階から老後に向けた準備を始めることが重要です。年金だけに頼らず、複数の収入源を確保し、柔軟に対応できる経済力を身につけることが、安定した老後生活への近道と言えるでしょう。 三原 由紀 合同会社エミタメ 代表
三原 由紀
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