「我が家のよう」なアンフィールドで躍動

サポーターと喜びを分かち合うサラー（11番）。(C)Getty Images

　現地時間12月１日に開催されたプレミアリーグ第13節で、遠藤航が所属する勝点31で首位のリバプールは、同23で３位のマンチェスター・シティと本拠地アンフィールドで対戦。遠藤は出番なしに終わったなか、２－０で快勝を収め、公式戦７連勝を達成した。 【動画】サラーの絶品クロスからガクポ！リバプールの鮮烈弾 　勝利の立役者となったのは、モハメド・サラーだ。頼れるエースはまず12分、針の穴を通す絶妙なクロスで、コディ・ガクポの先制点をお膳立て。さらに78分には、４日前のチャンピオンズリーグのレアル・マドリー戦（２－０）では失敗したPKをきっちり成功させ、貴重な追加点を挙げてみせた。 　英公共放送『BBC』によれば、１ゴール１アシストをマークしたサラーは試合後、『Sky Sports』のインタビューに対応。「ファンは最初の１分から後押ししてくれた。試合に勝てて嬉しいよ」と喜びを伝えた。 「（アンフィールドの雰囲気は）とても特別だよ。当たり前だとは思っていない。ここでの時間を楽しんでいるよ。我が家のように感じる。アンフィールドで得点し、試合に勝つというのは、いつだって特別な気分だよ」 　リバプールとの契約が2025年６月に切れる32歳のエジプト代表FWは先日、「まだ残留のオファーは来ていない。だから残留よりも退団だろうね」と発言。去就が大きな注目を集めるなか、契約に関して問われると、こう語った。 「正直、頭の中にある。今のところ、これがリバプールでプレーする最後のシティ戦だから、とにかく楽しもうと思った。雰囲気は最高だったよ。ここでの１秒１秒を楽しみたい。願わくばリーグを制して、どうなるか見てみたい」 　サラーの去就は気がかりだが、５年ぶりのプレミアリーグ制覇に向けた歩みは、一点の曇りもない。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部