【台湾】半導体産業の平均月給、24年は5.9万元
台湾の人材紹介サイト大手「104人力銀行」は10日、2024年の半導体産業全体の平均月給が、前年比4.6%増の5万8,832台湾元(約26万円)だと発表した。賃金が高い五つの産業で比較した場合、「パソコン・コンシューマーエレクトロニクス製造業」(6万447元)に次いで2番目に高かった。 半導体産業を川上から川下までの3業種に分けると、川上の「設計」は「アナログ集積回路(IC)設計のエンジニア」が10万3,672元で最多だった。川中の「製造」は「アナログIC設計のエンジニア」が9万4,106元、川下の「封止・検査」は「ハードウエア研究開発(R&D)のエンジニア」が6万531元で、それぞれ首位だった。 104人力銀行によると、半導体市況の回復や、人工知能(AI)による産業応用の発展を背景に、企業が人材の引き留めと採用のために給与引き上げを図っている。 このほかの産業の24年平均月給は「靴類・紡織製品製造業」が5万5,032元、「投資・理財業」が5万4,908元、「ソフトウエア・ネットワーク業」が5万4,740元となった。