あの「あかりちゃん」が大登場してたってマジ?「三重交通グループ感謝祭」は熱く燃え上がった!!
■ボンネットバスが里帰り!
続けて展示エリアを見ると、さらにバスが並んでいる。まず手前のボンネットバスだ。これは三重交通のボンネットバスであるが、現在は三重交通が所有しているわけではない。以前のイベントで伊勢市で走行したことのあるこのバスは、茨城県にある日本バス友の会が所有、日本バス文化保存振興委員会(NPOバス保存会)が保存活動を行っている。 今回はこのイベントのために里帰りで、1年半ぶりの三重県帰省ということになる。昭和59年まで三重交通伊勢営業所に所属、当時路線バス(後年は定期観光バス)として運行されていた「いすゞBXD30」ボンネットバス(1966・昭和41年式)で、車掌乗務時代の一般的な構造による典型的なボンネットバスだ。 川崎航空機工業が車体を架装し、最後期のボンネットバスのムードをよく残している。バスの周りには当時を懐かしむ人や、見たことのない形に興味津々の子供、記念写真を撮る家族連れなど多くの来場者が足を止めていた。
■永遠のキュービックはラスト1台!
説明書きには「津市、鈴鹿市、亀山市で最後の運行中」とあるので、まだ乗車チャンスはある。最後の1台で、見るのも難しいバスなので、ファンをはじめ、多くが横のボンネットバスとの組み合わせで撮影を行っていた。
■最新エルガも臨場!
次に展示されているのは1185号車路線だ。前述のキュービックから一転、こちらは2019年式の最新式ノンステップバスだ。最新式なので特に珍しいわけではない、街中でよく見かけるタイプだ。 形式は「いすずエルガ2KG-LV290N3」で、車内にはEDSSといわれるドライバー異常時対応システムを標準装備している。東京オリンピックのカラーナンバープレートとなっているのがいかにも現代的で新しさを感じる。 バスの展示が多く、他のイベントも盛りだくさんでとても1記事では紹介しきれないので、マニアなバスやほのぼのイベントまで、次稿以降で紹介する。