あの「あかりちゃん」が大登場してたってマジ?「三重交通グループ感謝祭」は熱く燃え上がった!!
■入札にはしない三重交通の良心的な販売手法
10時開門で、朝早くから並んだ来場者が一気に会場へと流れていく。どのような催しが行われたか紹介していこう。まず向かったのはバス廃品販売である。廃車バスから外した部品や車内に貼ってある各種ステッカー類、また廃止や名称が変更になったバス停の丸看板やバス車体の色見本パネル、方向幕、行程表やバスのカタログが販売されていてた。当然ながら開場直後から長い列が出来上がった。 なかなか高価なものもあったが、売れ行きは好調で1時間ほどでほぼ完売するほどだった。横ではバス廃品抽選販売が行われた。希望者は10時~12時の間にバスの車内を物色し、欲しい部品を確認。テントに置かれた用紙に必要事項を記入し、欲しい部品が書かれたボックスに投函する。午後に抽選を行い、当選した人が購入権獲得という流れだ。 オークション形式の入札ではなく、表示価格で買える純粋な抽選なので良心的だ。1点ものが多かったが、中には複数当選もあったので楽しみもあって、多くの人が投函していたようだ。今回バラされたバスは、伊賀営業所に所属していた「いすずKC-LV380L・富士重工7E架装車」である。 前扉の下には「上」という文字があるが、これは以前存在した上野営業所の表示が残っているものと思われる。また前面におなじみの三重交通のマークがない。これは経年劣化で消えていったのではなく、元々からマークされておらず、その点でも珍しい車両だった。
■エルガデュオの絶対的存在感が光る!
次に向かったのはバス展示エリアである。バス会社のイベントなので、メインエリアともいえる。計10台のバスが展示されていた。まず開場入口で出迎えてくれたのはハイブリッド連節バス、エルガデュオ「神都ライナー」である。 三重交通には連節バスを伊勢地区の「神都ライナー」が2台、四日市地区に「GREEN LINER」が2台の合計4台所有している。その中から三重交通オリジナルキャラクターがラッピングされた車両が展示された。 三重交通公式キャラクターは、名前が公募で決まったばかりだ。そのタイミングもあり、今回はバス車体に名前が、またバス正面にはそれぞれのスタンディも用意され、撮影スポットが設けられた。 ちなみに名前は女性が「神都あかり」、男性が「鈴鹿翔琉」で、どちらも三重交通の運転手という設定である。車内も開放され、お気に入りの座席を探してみたり、休憩したりと思い思いに過ごしていた。