「ゴルフをやっていなかったら、今ごろ飲んだくれていると思います」トーヨーケム・福原弘一朗さん【会社員ゴルファー紹介】
「週刊ゴルフダイジェスト」では、2024年8月20・27日合併号から会社員ゴルファーにフォーカスする連載「企業ゴルフ選士」がスタートしている。“選士”という造語は、戦うだけのゴルファーではなく、会社に認められ、選ばれたゴルファーだから。11月19日号に掲載した13人目の「企業ゴルフ選士」を「みんなのゴルフダイジェスト」でも紹介しよう。 福原弘一朗さんの連続スウィング写真
「仲間と同じ目標に突き進む。仕事もゴルフもこれが楽しい」
artienceグループ トーヨーケム株式会社 着色生産部生産技術課 課長 若手時代は海外の関係会社や新工場の立ち上げに尽力。現在は同社に新設された生産技術課の初代課長として新たな生産プロセスの構築や工場のDX化構築など、今までない分野の開拓を進めつつ、昨年よりゴルフ部の主将を務めている。
artienceグループ
artience株式会社(旧:東洋インキSCホールディングス株式会社)を持株会社とし、色材・機能材、ポリマー・塗加工、パッケージ、印刷・情報の4つのセグメントで事業を展開。エネルギー、エレクトロニクス、バイオ・ヘルスケア分野などに領域を広げている。
38歳のデビューから“どハマリ”の連続
ファインケミカル素材の開発、提案を行うartienceグループの事業会社であるトーヨーケム株式会社で生産技術課の課長を務める福原さんがゴルフを始めたのは38歳になってから。 「30代に差し掛かった頃から同僚や友人から誘われていましたが、気乗りせず断っていました。ですが38歳の誕生日に友人からゴルフウェアをプレゼントされ、仕方なく中古クラブを購入したんです」 渋々行った2度の練習場を経て初めてゴルフ場に立った瞬間、「一発で虜になった」と福原さん。それまで趣味といえばお酒くらいしかなかったが、その開放感と爽快感から一気にのめり込み、半年後には大宮国際CCの会員権を購入することに。 その10カ月後にはクラブ競技に出場し、早くも3年目にはAクラス入りを果たした。「調子に乗って出場した」という彩の国ゴルフ大会では2位に入り、その後埼玉オープンの出場権を手にするに至るが、ここで惨敗。 「もう悔しくて(笑)。そこからさらに腕を磨くべくミッドアマにも参加するようになりました。当時は毎日練習場へ行き、ひじを壊すほど打ち込みましたね。ちょうどその頃、会社で『ゴルフばか』と呼ばれる4人が集まり、ゴルフ部を結成したんです。なんと初めて出場した埼玉県社会人チーム対抗ゴルフ選手権(2018年)で優勝し、今度は団体戦の楽しさに“どハマリ”しました」