【ハイライト動画あり】日本とともにチャイニーズタイペイがスーパーラウンド進出決定。WBSCプレミア12 グループB
「第3回WBSCプレミア12」はグループBのオープニングラウンドが佳境に入るなか、この日はナイトゲーム2試合が行われた。
満員の『台北ドーム』では、この試合に勝利すると2位以上が確定する地元チャイニーズ・タイペイと、ドミニカ共和国を下しながらも、前日のキューバ戦で惜敗し、後がなくなったオーストラリアが対戦。昨年12月に開場したスタジアムでの試合は初回から動きを見せる。
先攻のチャイニーズ・タイペイは初回、オーストラリア先発のミッチ・ニューンボーンに対し、2死から二者連続四球を選んで1・2塁のチャンスを作ると、5番パン・ジェカイが、適時2塁打を放ち1点を先制する。
先手を取ったチャイニーズ・タイペイは2回に、四球と内野安打で2死ながら1・3塁の好機を迎えると、オーストラリア2番手のジョン・ケネディに対し、2番リン・リーがカウント0-2と、追い込まれながらも右翼へ適時打を放ち、1点を加える。
これに対し、オーストラリアは3回、大会初出場だった9番ソロモン・マグワイアが、チャイニーズ・タイペイ先発クォ・ジュンリンの投じたチャンジアップを完璧に捉え、大会初打席で右翼スタンドへソロ本塁打を放って1点差に詰め寄る。
しかし、大歓声を背にプレーするチャイニーズ・タイペイは、直後の4回に2死から単打と四球で1・2塁としたところで、4番ツォン・ソンエンの左中間フェンス直撃の2点適時2塁打で4-1とリードを広げると、続く5回にも2死走者なしからの連打で1・2塁とし、3番チェン・ジェンシェンの適時打で1点を加え、ジワジワとオーストラリアを引き離しにかかる。
すると7回、チャイニーズ・タイペイは1死1・2塁の場面で当たりの出ているリンが打席に入ると、センター後方バックスクリーンへ3ラン弾を叩き込み、試合の行方を決定づける。
7点を追うオーストラリアは、直後の攻撃で8番ロビー・パーキンスがソロを放って一矢報いるも、チャイニーズ・タイペイは9回に2死1・2塁の場面で登場した代打ジリジアオ・ゴングァンが左翼スタンドへ3ラン本塁打を放ち、再びオーストラリアを突き放す。結局、試合は最終回に1点を許したチャイニーズ・タイペイが11-3で勝利。