オーストラリア旅はトヨタ「ハイラックス」のレンタカーで! 相棒に選んだコンパクトな「アポロ」キャンパーバンとは【豪州釣りキャンの旅_01】
キッチンはボディパネルの外側にレイアウト
装備の一番の特徴はキッチンだ。車内ではなく、左側のボディパネルを開けると冷蔵庫を含めたキッチン一式が現れるようになっている。コンロは引き出し式の台の上に乗っていて、搭載されたプロパンガスをつないで使う。つまり、外で調理をするわけだ。室内にも小さなテーブルがセットできるが、キャンピングテーブルとチェアを積んでおいてアウトドアで食べることを推奨している。電源と水は外部から取ることができる。 ようするに、オートキャンプとモーターホームの中間といった仕様だ。日本に持ってくれば受けるんじゃないか? ルーフはポップアップ式。屋根を垂直に押し上げて2人用のベッドを確保する。紹介ビデオを見る限りベッドは広く作られていて、男性2人でもいけそうだ。 外付けのシャワーがセットされているが、実用性は低い。サーファーが軽く水を浴びる程度だろう。水のタンクも小さい。外に蛇口があるが、これもあまり使い道はあまりなさそうだ。グレーウォーターのタンクもないから、食器洗いや洗面はキャンプ場の施設を使うことになるからだ。 いくつか気になる点はあるが、ほかの選択肢となるとファミリー向けのコンバージョンになってしまう。1人か2人の旅を想定しているので、冒険心あふれるキャンパーバンがベストだろう。このクルマを相棒に旅のプランを立てることにした。
牧野森太郎(MAKINO Shintaro)
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