上田八重子さん、愛娘・桃子は「最後まで練習して、やり切って終わりたかったんだと思う」/国内女子ゴルフ
大王製紙エリエールレディス第2日(15日、愛媛・エリエールGC松山=6575ヤード、パー71)今季限りで第一線を退く元賞金女王の上田桃子(38)=ZOZO=は90位で出て4バーディー、3ボギーの70で回ったが、通算4オーバーの88位で予選落ち。次週の今季最終戦の出場権はつかめず、〝ラストマッチ〟となった。プロとして活躍する上田を20年間支えてきた母の八重子さんは、会場で娘の姿を見届け、「まさか20年とは思わなかったけど、みなさんの支えがあってここまで来ることができた。感謝しかないです」と話した。 【写真】第一線を退く上田桃子が記者会見 「次の人生を考えたとき、年齢的なものを含めて今かな」 上田から第一線を退く相談を受けたのは約3カ月前。その後の練習に打ち込む姿を見て、「今年は本当に辞めるんだなと思った」という。「今年は最後まで本当に気合が入っていた。練習のし過ぎっていうくらい。辞めると言ってから1回も休んでいないと思う。どうせ辞めるならそこまで…と思ったけど、それは嫌らしくて、今まで以上に練習していた。1日1000球以上打っていた。最後まで練習して練習して、やり切って終わりたかったんだと思う」。プロゴルファーとして最後まで高みを追求する姿勢は変わらなかった。 「(上田は)頑張り屋さんで正直者で本当に優しい。桃子の第2のステージを楽しみにしている」と八重子さん。笑顔で娘の門出を見送った。