災害対策や行革で論戦 各候補が第一声 都知事選
東京都知事選(7月7日投開票)が20日告示され、各候補者が第一声を上げた。 小池百合子知事は街頭演説は行わず、都庁近くの選挙事務所であいさつ。2期8年の実績をアピールした上で、「大目標は世界で一番の都市、東京の確立だ。都民の命、暮らし、経済を守るだけではない、発展させていく」と都政の継続を訴えた。 前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏は、新宿区の選挙事務所前で演説。「より良い政治、より良い東京、より良い日本のために私たちが動いていきましょう」と支持者らに呼び掛けた。 タレントの清水国明氏は御茶ノ水駅前で街頭演説。災害被災地でボランティア活動に参加した経験をもとに、「都民の皆さんの命を救うための災害対策を第一に戦っていきたい」と述べた。 築地場外市場近くの街頭に立った元航空幕僚長の田母神俊雄氏も、能登半島地震の復興が遅れているとして、「東京をもっと災害に強いまちにする。亡くなる方ができるだけ少ないように準備をしたい」と訴えた。 中野駅前で街頭演説した蓮舫前参院議員は、「徹底して若い人たちを支えたい」と若年層の所得増に取り組む考えを強調。「行政改革は得意分野。都の財政のガラス張りを実現したい」とも訴えた。