輪島で学んだ漆芸家ら被災地支援へ アート作品やアクセサリーを展示販売
石川県輪島市で輪島塗の技術を習得し奈良県内で制作に取り組む漆芸家ら3人が、能登半島地震被災地の復興を支援するため、興福寺(奈良市)の南円堂休憩所で14、15日に展示会を開く。計約160点を展示し、収益を寄付する。 3人は2月にチャリティー展を開いた阪本修さん(45)と藤岡正祥さん(49)、それに今回加わった藤岡さんの妻の朋子さん(45)。いずれも石川県立輪島漆芸技術研修所で学んだ。能登半島で9月に豪雨による被害もあったことから心を痛め、2回目の展示会を開くことにした。日常雑器やアート作品、アクセサリーを並べる。午前10時~午後4時。 阪本さんは「輪島には漆を志す若い人もいるので環境をつなぐお役に立ちたい」と話している。