「今日の試合は放送できた試合。ガキンチョですけどその思いを受け止めて欲しい」車いすテニス小田凱人&三木拓也が逆転勝利で銀メダル以上確定
◇パリパラリンピック2024 車いすテニス 準決勝(4日、ローランギャロス) パリパラリンピック車いすテニス男子ダブルスの小田凱人選手と三木拓也選手が決勝へ勝ち上がり、銀メダル以上を確定させました。 【画像】試合に勝利しガッツポーズをする車いすテニスの小田凱人選手 第1セット、日本ペアが先にブレークを奪うも次のゲームですぐ奪い返され、その後もスペインペアにおされ5-7このセットを落とします。 しかし第2セット、奮起した日本ペアが盛り返し、第3ゲーム、第7ゲームをブレークし6-2で奪うと試合はタイブレークへ。序盤5ポイント連取と調子を上げていた日本ペアですが、徐々にスペインペアに流れが傾き7-8で逆転を許します。それでも三木選手がポイントを決めると、最後は小田選手が試合を決し逆転勝利を収めました。 試合直後ガッツポーズで喜びをかみしめる小田選手と三木選手。インタビューで三木選手は「本当になんともいえない。気づいたらガッツポーズしてました」と話します。 小田選手も「パラリンピックは熱狂が少ないしあまり盛り上がれない。今日の試合なんかは放送できた試合。自分はいい試合できたと思うのでそれは伝えたい」と熱意を込めて答えました。 小田選手がインタビューや自身のSNSでも発するテレビ中継がなされない現状について「これが車いすテニスの現状で僕はそれを変えに来ている。僕のテニスは自分でも自信持ってやってるので、試合を見ても後悔しないと思う。ガキンチョですけどその思いを受け止めて欲しい」と決勝へ向けてだけではなく今後の車いすテニスの地位向上についてもコメントしました。