418分ノーゴールのアビスパ福岡が4日に名古屋戦 警戒するのは昨年までの自チームストライカー「活躍させない」
J1リーグ戦で11戦白星から遠ざかっているアビスパ福岡が、4日にベスト電器スタジアム(福岡市)で名古屋と戦う。4試合連続で得点がない攻撃陣の整備が勝利には不可欠。長谷部茂利監督は「自分たちのスタイルを出しながら、時々複数得点が取れれば」と選手を信じた。 ■ド迫力!! ロングスローの練習をするウェリントン【写真】 福岡は8月24日のG大阪戦で前半32分に宮大樹が得点して以降、418分間、相手のゴールネットを揺らしていない。9月28日の鳥栖との九州ダービーでも後半20分に右クロスをザヘディが頭で合わせたがゴールの枠を外した。 得点と勝利が遠い現状に長谷部監督は「責任を感じる。失点をしないことも大事だけど、勝ち点を積むにはやっぱり得点が必要」。報道陣に公開した10月1日の練習では得意とするサイドからクロスボールを上げて得点する攻撃を反復した。 名古屋では昨季まで福岡で2年連続2桁得点を挙げた山岸祐也がけがから復帰し、古巣との一戦に出場する可能性がある。「昨年まで彼に攻守にわたって相当助けられた。攻守とも彼に活躍させないようにしたい」と長谷部監督。ボランチの前寛之も「彼は味方と関わるのがうまいので、分断させないと」と警戒した。(末継智章)
西日本新聞社