お金は“ひたすら貯める”から“有意義に使い切る”の時代へ!価値観の変化と今のトレンド
【TOPIC2】今、お金の使い方は“自分軸”の時代に
「経済が右肩上がりだったバブル期の頃までは、“新型のテレビが出たらみんなが買う”、“流行っているモノやコトには、とりあえずお金や時間を使わないと!”というような、世の中の価値観に合わせた消費の仕方をしている人が多かったと思います。でもその後の経済低成長の時代とライフスタイルの変化を経て、お金の使い方が激変。この30年の間で人々の生き方や価値観、趣味も多様化した結果、おのおのの暮らし方の中で、何が欲しいか・何が欲しくないかを判断できるようになりました。たとえば自分の“推し”にお金を使ったりと、消費も自分軸へと移ってきていると思います」 Q.お金に関する考え方で、当てはまるものは?(複数回答可) 投資で賢くお金を増やしたい 43人 一生大事にできるものは高くても買いたい 43人 お金の使い道で後悔したくない 38人 経験にお金を使いたい 35人 節約してでも貯金をしたい 26人 消耗品は安い物でもいい 24人 たくさん稼いでたくさん使いたい 20人 老後資金を貯め切って早くリタイアしたい 18人 貯金が最優先 15人 なるべく子どもや子孫に財産を残したい 11人 お金を使い切って死にたい 10人 借金をしてでもいい生活をしたい 1人 (回答数76名 2024年8月16日~8月23日に実施) バイラ読者を対象にしたアンケートでも、「高くてもいいと思えるものを買いたい」「使い方で後悔をしたくない」「経験することにお金を払いたい」など、自分軸を大事にする人が多かった!
【TOPIC3】アメリカ発“DIE WITH ZERO”の考え方が浸透中!
Q.“DIE WITH ZERO”を知っていますか? 「自分軸の金銭感覚の先にあるのが“お金は使えるときに経験へ投じたほうが有意義”という話題のマネー本『DIE WITH ZERO』に代表される価値観です。人生が終焉を迎えるときに数千万円の貯金があっても、使える額や支払い先は限られますよね。また、同じ100万円で旅行をするにしても、30代と70代では行ける場所やできること、旅先で感動する力も変わってきます。特にバイラ読者の年代は行動力も感性も高まっている頃。人生の思い出が節約&貯金だけになっていいのかよく考えて、バランスよくお金を使っていきましょう!」
注目! 『DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール』 人生で最も豊かで賢い生き方は、蓄財に捉われずに、若いうちから経験に投資し、お金を楽しく“使い切る”こと――。新たなお金の価値観を提示し、話題沸騰となっている一冊。 ビル・パーキンス著 児島 修訳 ダイヤモンド社 1870円 イラスト/サレンダー橋本 取材・原文/石井絵里 ※本文に記載されている金額、数字、データ等は2024年9月末時点のものです ※BAILA2024年12月号掲載