富山から初めて誕生した立憲民主党の国会議員 山氏始動 自民王国で存在感示せるか
富山テレビ放送
11日召集された特別国会。 自民党が衆院選で大敗し、与党が過半数割れに追い込まれる中、今後、与野党の攻防が本格化します。 その国政の場で、自民王国、富山で、比例復活で初当選した、立憲民主党の山登志浩議員が始動しました。 山議員は、どう動くのか、富山初の立憲議員が注目されています。 先月の衆院選富山1区で自民党の田畑裕明氏に惜敗し、比例代表で復活当選した立憲民主党の山登志浩議員。 特別国会召集の日、その姿は、東京都内のホテルにありました。 *立憲民主党 山 登志浩 衆院議員 「まだ(議員)宿舎に入れないので、ホテル暮らしです。」 *立憲民主党 山 登志浩 衆院議員 「ぐっすり寝ました」 「体調は万全。いよいよということで」 初登院を前に、山議員が向かったのは、国会に隣接する議員会館でした。 *立憲民主党 山 登志浩 衆院議員 「スカイブルーでさわやか、すがすがしい。私にぴったりの色。節目節目で使っている」 「人生のターニングポイントと言ったら言い過ぎかもしれないが、記念日だと思う」 議員活動に必要な秘書は、党が紹介してくれました。 *立憲民主党 山 登志浩 衆院議員 「まだわからないこといっぱいあるので教えてください」 *田澤 摩希子秘書 「立派だと思います。頑張っていただいて」 *立憲民主党 山 登志浩 衆院議員 「大勢の人に支えてもらっていることに感謝してしっかりと国会議員活動をやっていきたい」 政治とカネの問題で自民党は衆院選で大敗を喫し、与党は過半数割れに追い込まれました。 国政の勢力図が変化する中、衆議院では、唯一の野党議員として、この日、総理大臣指名選挙に臨みました。 *額賀 福志郎 衆議院議長 「決選投票の結果、石破茂君を内閣総理大臣に指名することに決まりました」 *立憲民主党 山 登志浩 衆院議員 「1回目も決選投票も野田代表に投票した」 「石破さんは過半数をとっていない。これもまた民意。そのことを重く受けとめて、野党の主張に対してもきちっと配慮する姿勢を見せてほしい」 「いやー大変だった…」 議員活動スタートの日。 いきなり、息つく暇もなく対応に追われます。 Q何の電話? *立憲民主党 山 登志浩 衆院議員 「地元新聞社から『首班指名の所感を』ということで」 「議場では電話に出られないし、触れない。電話とかメールとかSNSがバンバン入ってきていて。これが国会議員かと」 真新しい事務所には、まだ、議員活動に必要な書籍も資料も、そして、冷蔵庫もありません。 この日は、夜もスケジュールが入っていました。 *立憲民主党 泉 健太 前代表 「おー山君!よう当選した!一番大変なところでよく当選した!素晴らしい。これから頑張ろう。富山の皆さんの声をぜひ。」 国会近くの飲食店に集まっていたのは、泉前代表などが所属する党内グループ「新政権研究会」のメンバー。 新人議員の歓迎会に20人以上が集まりました。 *立憲民主党 泉 健太 前代表 「富山からは久しぶりの民主系。村井宗明君以来。15年ぶり」 *立憲民主党 山 登志浩 衆院議員 「選挙戦で約束したことをしっかり実現できるよう粉骨砕身働くので、ご指導よろしくお願いします」 12日、議員会館には、党県連の幹部が訪れました。 *立憲民主党県連 菅沢 裕明 代表 「能登半島地震に関する要望で、山さんと一緒に省庁へ要望する活動で来た」 「これから山さんを通して直接国政に伝えて実現をしていく、その一つの大きな拠点がここになる」 事務所に姿を見せたのは、国土交通省や財務省、厚生労働省など6省庁の職員。 能登半島地震に関する要望書を提出しました。 *立憲民主党 山 登志浩 衆院議員 「地元の切実な要望なので、ぜひお受け止めいただきたく」 公費解体や液状化対策をはじめ復旧・復興は、予備費でなく、党が政府に求めている補正予算で対応するよう要望しました。 *立憲民主党 山 登志浩 衆院議員 「実に多忙なスケジュールだった。これは自分次第。しっかりと地域のために国のためにという思いでこれからもしっかり働いていく」 野党が勢いを増し、国会は、緊張感が高まっています。 野党第一党、立憲民主党の山議員が存在感を示せるのか、本格的な議員活動が始まります。
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