「お受験塾」で子どもは何をする? 小学校受験の大手幼児教室に聞いた「塾ですること」「家庭でできること」
子どもにとって「本当に良い小学校」を選んで
【すみれ】:貴重なお話をありがとうございました。最後に、小学校受験に向けて頑張っている親御さんに何かメッセージをいただけますか? 【杉本さん】:小学校受験というのは「受かったから良い・落ちたからダメ」というものではありません。就職活動のようなもので、相性の問題が非常に大きいと考えています。 実際、小学校によって求めている子ども像は全くちがいます。それぞれの小学校がどんな子を求めてるかをしっかり調査した上で、「自分の子どもにとって本当に良い小学校はどこだろう」という目線を大切にしてほしいですね。
受験だけでなくその先も見据えた学習が大切
今回お話を伺って、小学校受験では「子どもに経験を積ませること」が何よりも大切だと感じました。その上で、幼児教室をうまく活用しながら、子どもに自信をつけてあげるのが親の役目だと改めて思います。 「受験のためだけではなく、小学校に通ってからも役に立つような学習を心がけてほしい」という杉本さんの言葉が印象的でした。 小学校受験を頑張っていると、つい視野が狭くなり「今」しか見えなくなるのですが、いちばん大切なのは「その先」であることを、改めて心に刻みたいと思います。 お話を伺ったのは… こぐま会なでしこ教室統括 杉本さん 小売大手でのマーケティングマネージャーを経て、株式会社幼児教育実践研究所へ入社。国立小専門の塾なでしこ教室の運営やこぐま会ネットショップの運営を行う。 【Profile】すみれ(@suuuumam0513) 小4男子、小2年男子の二児の母。自身は中学受験を経験し、私立中高一貫校を経て大学へ。 出産を機に退職し、現在はフリーランスのWebライター、企業のインスタ運用を受託。 著書に「【幼児教室では身につかない】小学校受験 家庭でできる22のこと」(Amazon kindle)