新型マツダCX-80PHEVは、期待以上にスポーティだった 最新3列シートSUVの魅力とは
美しいカラーリング
ボディデザインは、広い室内と荷室を確保することを第一目標として内側から作りこんでいったような、どちらかというと四角いもの。実車は、しかし、躍動感があって、ロングノーズとキャビンとのバランスもよい。車体色もうまく選ばれていて、上質感が演出されている。 3列目のシートも、大人でも座っていられる。特等席とはいえないけれど、辻褄合わせのような、子どもしか座れないようなものではない。 シートのオプションはいくつかあるので、もし3列目を頻繁に利用するなら、6人乗り仕様で、2列目シートの左右のあいだにスペースがあるウォークスルータイプがいいだろう。いっぽう2列目シートを贅沢に使いたいひとには、中央に大きなコンソールがそなわるセパレートタイプが向いている。 タン(茶)とかピュアホワイト、あるいはグレージュ(ベージュ)という内装のテーマカラーを選ぶと、室内空間が広いだけに、その色の面積が大きくなり、良い気分でいられる。個人的には、車体色はプラチナクォーツメタリックなる薄いゴールド系のものが好み。車体色は多様で、そこも上級車ならでは。 CX-80PHEVのラインナップは、「Lパッケージ」(¥6,391,000)と、そのうえに「プレミアムスポーツ」と「プレミアムモダン」(同価格で¥7,122,500)が設定されている。すべて全輪駆動だ。
文・小川フミオ 写真・安井宏充(Weekend.) 編集・稲垣邦康(GQ)