J2清水 最年少レギュラーDF山原怜音が25歳の誕生日を白星で祝う…8日・藤枝と静岡ダービー
J2首位の清水エスパルスと同10位の藤枝MYFCは8日、今季初対戦(午後6時、アイスタ)を迎える。清水は6日、三保で一部非公開調整。試合当日、25歳の誕生日を迎えるDF山原怜音(24)が攻守で存在感を見せることを誓った。 約1万7000人の集客が見込まれる本拠で、25歳の誕生日をど派手に祝う。清水・山原は「藤枝には去年力負け(敵地で0―2)している。今も勢いがあるし油断や緩みが許されない相手」と白星奪取へ決意を込めた。 25歳は現レギュラーで最年少。「フレッシュな気持ちを忘れたくないし、チームに勢い、元気を与える存在になりたい」。一方、チーム内での立ち位置は中堅となる。「若い選手に姿勢や試合でのパフォーマンスで何か感じてもらえるようにやらないと」との自覚もある。 パス数は清水がリーグ2位、藤枝は4位。平均の保持率も清水3位、藤枝5位。共に攻撃力を前面に掲げており、サイドでの攻防は試合の行方に直結する。「人へのマークをはっきりする。背後へのボールの対応も大事になる」。前節の山口戦では直接FKがポストを直撃する惜しい場面も。「練習から感覚がいい」とセットプレーのキッカーとしても力を発揮する。 2位の長崎とは勝ち点1差。追われる立場の経験はほとんどないというが「去年の町田のように、相手によってブレず自分たちのサッカーをやることが大事」とうなずいた。左サイドを制圧し前半戦の首位ターンを演出する。 (武藤 瑞基) 〇…MF宮本は「同じ県勢。静岡は清水が一番というところを示さないといけない」とダービーへの思いを語った。開幕からボランチの定位置を守ってきたが直近2試合は先発落ち。「悔しかった。チャンスに向けて準備はできている」と強調した。またDF北爪も5試合ぶりに先発する可能性がある。「藤枝は若くてアグレッシブな選手が多いが、そこは自分も負けていない」と意気込んだ。 J2清水は6日、同ユースのMF西原源樹(17)とプロC契約を締結したと発表した。選手登録については2種登録を継続する。清水が高校生とプロ契約するのは12年のMF石毛秀樹(現G大阪)以来、12年ぶりとなる。 西原は今春キャンプからトップに帯同。実戦で5戦4発を決めるなど猛アピールして開幕・熊本戦のベンチ入りを勝ち取ると、4月20日の仙台戦では後半38分にクラブ最年少記録(17歳4か月4日)となる初ゴールを決めた。秋葉忠宏監督(48)も「末恐ろしい17歳が出てきた」と潜在能力を高く評価していた。
報知新聞社