読者の皆さん、鳥取へウェルカニ?【川口和久のスクリューボール】
オヤジギャグのDNA
平井知事[右]から任命書をもらう
俺も62歳になった。野球解説者の世界に定年はないけど、やっぱり若い世代に譲るときが来たかなと思っている。 ただ、昔の60代と違って体も心もまだまだ若い(つもりだ)。隠居じゃなく、何か新しいことに挑戦したいなと思い、以前も書いたが、生まれ故郷の鳥取に拠点を置き、カミさんともども興味を持っていた農業をし、ゴルフや釣りといった趣味も楽しみながら生活してみようと思った。 もちろん、野球から離れるわけじゃない。すでに始めているが、地元の高校の野球部を教えたり、少年少女たちの野球教室もしたりと、鳥取の野球振興のお手伝いをするつもりだ。解説の仕事もまだ頼まれているから、シーズンが始まれば首都圏にも広島にも行くことになる。しばらくは鳥取、東京と2つの拠点になるかな。 鳥取もほかの地方同様、人口の流出は大きな悩みになっていて、役所には移住の相談室がある。俺もそこに行ってみたのだが、「え、川口さん帰ってくるんですか!」と担当者が盛り上がってね。ついでに、鳥取出身のスポーツ選手のトロフィーなどを飾る場所があるので、何か貸してくれないか、と言われたりした。 そして昨年末・・・
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週刊ベースボール