【WWE】統一王者コーディ・ローデスが試合後に暴行を受け緊急入院 「頸椎を負傷」と発表
14日(日本時間15日)に行われたWWEの特番「サタデー・ナイツ・メインイベント」(ニューヨーク州ユニオンデール)で、統一WWE王座を防衛したコーディ・ローデス(39)が試合後に挑戦者から暴行を受け、緊急入院した。 コーディは仲間だったケビン・オーエンズに裏切られ、遺恨決着戦として王座戦が実現。アクシンデントで試合途中でレフェリー2人が失神する乱戦となり、最後はコーディがクロスローズでオーエンズを叩きつけて3カウントを奪った。 大会名通り「メインイベント」で王座防衛を果たしたコーディが、マイクを握ったところで、敗れたオーエンズが背後から急襲。コーディの両腕と両脚を抱えて、パッケージ・パイルドライバーでマットに脳天から叩きつけた。コーディはこの一撃で大きなダメージを負い、あお向けに倒れたままピクリとも動かなくなった。 王者の異常事態に、すぐさまバックステージからレフェリーと医療スタッフらが駆けつけ、ストレッチャーもリングサイドに運ばれた。会場が騒然とする中、オーエンズはこの日一夜限りで使用されたWWE王者ベルトを手にアピールすると、大ブーイングが起きた。 首を器具で固定されたコーディはストレッチャーのボードに載せられたが、オーエンズは何と王者を両足で踏みつけ、ベルトをアピールする蛮行。ベルトを持ったまま、花道を引き揚げてしまった。ここで怒り心頭となったCCO(最高コンテンツ責任者)のトリプルHが現れ、オーエンズからベルトを叩き落とした上に胸を突き飛ばした。 コーディはトリプルHやスマックダウンのニック・オールディスGMが見守る前で、救急車で病院に搬送された。そのまま緊急入院となり、一夜明けた15日(日本時間16日)、WWEはコーディの容態を発表した。 「コーディ・ローデスが頸部腫脹(しゅちょう)を患い、観察のため地元の病院に一晩入院した。レントゲン検査の結果では骨折は見られなかったが、頸椎(けいつい)の軸圧迫とけいれんを伴う頸部捻挫と正式に診断された」。受け身の取れない状態でパイルドライバーを受けたため、首に重傷を負ったようだ。 現場責任者のトリプルHが激怒していたことで、オーエンズに処分が科されるとみられる。骨折していなかったことは幸いだが、世界ナンバーワン人気王者の今後が懸念される。
東スポWEB