新濱立也、1000mで0秒002差V 短距離2冠も「もっと上を目指せる」…全日本スピードスケート
◆スピードスケート◇全日本選手権最終日(15日、青森・YSアリーナ八戸) 男子1000メートルは新濱立也(高崎健康福祉大職)が1分8秒800で優勝した。今大会は500メートルと合わせて2種目を制した。 新濱は先に滑った2位の小島良太(エムウェーブ)を0秒002上回った。1000分の1秒の争いを勝ちきったが「優勝できたことは良かったけど、タイムが遅すぎたので。正直、満足はできない」と厳しい表情。200メートル通過後にややバランスを崩したことでスピードに乗れず「攻めきれなかったという形になってしまった。悔やまれる」と反省した。 今季前半戦は500、1000メートルともに安定して高水準のタイムを出してきた。昨季終盤の3月に腰椎骨折の大けがもあった中で「思っていた以上に戦えた。けが明けだからといって、世界に置いていかれてないというのは事実」。手応えを感じられた一方で、「もっと上を目指せるんじゃないかという感覚はある」。年明けからの後半戦に向け、気合を入れ直した。
報知新聞社