レデツカ、26年冬季五輪では二刀流不可? 日程が衝突
【AFP=時事】スノーボードとスキーで合計3個の五輪金メダルを獲得している二刀流のエステル・レデツカ(チェコ)が30日、2026年のミラノ・コルティナダンペッツォ冬季五輪のスケジュールを批判した。レデツカによれば、現状では出場したいすべての種目に出ることができないという。 【写真】アルペンスキーとスノーボードで獲得した金メダルを手にするレデツカ レデツカは、2018年の平昌冬季五輪でアルペンスキーのスーパー大回転とスノーボードのパラレル大回転で優勝してライバルたちを驚かせると、2022年の北京大会でもスノーボードのパラレル大回転を制した。アルペンスキーW杯では、スーパー大回転と滑降でそれぞれ2回の優勝を飾っている。 しかし次回五輪では、スノーボードのパラレル大回転とアルペンスキーの滑降が2026年2月8日の同じ時間に予定されている。 日程のバッティングについてレデツカは国営チェコ・テレビに対し、「率直に言って、とても悲しい」と語り、「自分にこれを変えられる力があるかは分からない」と続けた。 今後は友人やスポンサー、スポーツ協会の協力も仰ぎながら、スケジュール変更を求めていくつもりだと述べた。レデツカは「冬季五輪で二つのスポーツをこなす選手は多くない。多分、私だけだと思うので、主催者は考慮していないのだろう」と話している。 「つらいけど、どうにかして変えられるかは分からない」【翻訳編集】 AFPBB News