白川未奈、イギリスでベルトも取ったアメリカ遠征を語る「アメリカでの熱『WE WANT MINA!』がイギリスにも伝わったのが、ホントに感動的でした」
「あっちのリングでは自分がいかに強くてカッコいい存在かというのをアピールしないといけない」
さらに特筆すべきは、堂々とした英語でのプロモである。トニーとの調印式では王者トニー、マライアと互角に、しかも英語のみで渡り合った。このときの白川は、いったいどんな心境だったのか。 「試合と同じくらいの緊張と気持ちの入れようがありましたね。というのも、あそこで視聴率を下げたらダメなんですよ。その時間、いかに自分に目を向けさせるかが大事なんです。しかも英語でやってるじゃないですか。日本語のようにはいかないわけですよ。そのなかで絶対にひとつも失敗できないプレッシャーがあった。乗り切れたかわからないけど、やり切った感はあります。あっちのリングでは自分がいかに強くてカッコいい存在かというのをアピールしないといけない。それは言葉でもあり、試合で技を決めた後の表情やポーズ。よりダイナミックにカッコよくしたりとかを意識したし、マイクでも絶対に相手には負けない、相手より上だと表現するように心がけました。そのためにも自分に一番自信を持つということを学びましたね。自分に自信がついたって感じです」 では今後、海外においての目標はなにになるのだろうか。 「マライアが『ミナ帰ってきてよ』、みたいなことをプロモで言ってたんですよ。マライア、王者になりましたよね(8・25ロンドンでトニーから王座奪取)。彼女には5★STAR GP公式戦で負けてるし、借りを返さなといけない。彼女の舞台で返したい思いがあります。向こうでは自分でもわからないほど、ミナ・シラカワへの声援がすごかったんですね。自分の気持ちがついていけないほどで、しんどい部分もありました。でも、『WE WANT MINA!』の熱気から、まだまだブームをつくれると思っているし、あっちでも一番になりたいって思ってきましたね!」 インタビュアー:新井宏
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