【やせランの基本】ふくらはぎに頼るのはNG! お尻の筋肉を意識して走ること/はじめてのやせラン(4)
ここ数年、ランニングする人が増えていますが、運動習慣がないと「走る=キツい運動」とイメージしがちですよね。でも「実はゆる~く走るだけで楽しくやせることができるんです!」と話すのが、SNS総フォロワー100万人超えのランニングアドバイザー・三津家(みつか)貴也さん。 【画像で確認】やせランの基本はこう! 三津家さんが教える「やせラン」のコツは、お尻ともも裏の筋肉を効果的に使って、正しいフォームでゆるく走るというもの。キツい運動や食事制限なしで、自然と体が引き締まるといいます。 走るのは週2回でも、1回5分だけでもOK! ウォーキング以上、ランニング未満の「やせラン」を日常生活に取り入れて、スタイルアップを目指しませんか? ※本記事は三津家貴也著の書籍『お尻を使ってゆるく走るだけ はじめてのやせラン』から一部抜粋・編集しました。 ■ランニングは脚で走ってない!? ■ヒップアップにも効果的!お尻ともも裏を使おう ランニングは脚全部を使って行う運動、という思い込みは捨てて。実はお尻ともも裏を効果的に使うのが僕の正しい走り方メソッドです。 走っているとふくらはぎや前もも、膝が痛くなってくるのは、走るための筋肉を上手に使えていない証拠。特に初心者さんが痛みを感じやすいふくらはぎは、小さな筋肉なので疲労がすぐにたまってしまいます。 体の中でも大きな筋肉である、もも裏やお尻の筋肉を使って走ることで疲れも感じづらくなる上、お肉がつきやすい部分がスッキリしてきて、後ろ姿も美しくなれるはず。正しい姿勢をキープするためにもお尻ともも裏を意識して走ることが大切です。 ■下半身を動かす走りで上向きヒップに ■お尻と股関節を連動させて走る 脚で走らないと聞いても、初めはどういうこと?と感じてしまうかもしれませんが、まずは意識付けすることが大切です。 走る=前に進むという意識が強すぎると、ついつい足首を使って地面を蹴ってしまい、ふくらはぎを使うことに。すねやふくらはぎが痛くなるのは、前へ、前へ、という意識が強すぎるのかも。 お尻を使うというのは、股関節を上手に伸展させるということ。脚の付け根から動かす意識付けをしましょう。足首と膝は軽く固定されているイメージで。脚を後ろに引くときも膝を曲げないのがポイント。お尻を起点に、股関節を動かして脚は自然に、振り子のような反動だけで動くフォームが望ましいです。 【著者・三津家貴也】 ランニングアドバイザー。ランニングの魅力を伝えるインフルエンサー。筑波大学(体育専門学群)、大学院(人間総合科学研究科 体育学専攻)でランニングについて研究。ランニングコーチ、モデル、体育の非常勤講師などマルチに活躍中。 【協力(モデル)・志村 美希】 陸上系インフルエンサーとして活躍。現役時代は800m選手として日本選手権など数多くの全国大会に入賞。現在はSNS活動のほか、モデルやテレビ出演などでも活動中。 著=三津家貴也/『お尻を使ってゆるく走るだけ はじめてのやせラン』