もはや本物の「朝ドラヒロイン」…!あの孫正義に一目置かれ《1000億円以上の株取引》で大企業の損失も穴埋め...コーエーテクモ会長の「女傑伝説」【直撃インタビュー】
投資の女王
経営者として豪腕をふるう襟川氏には投資家という「もうひとつの顔」がある。その手腕は伝説的で「投資の女王」との異名を持つ。 「売買はすべて恵子さんご本人の判断でやっていました。ほかの社員は基本的に関わっていません。誰も責任をとりたくないですからね。顔の広い方なので、いろいろな情報が入ると思いますし、独特の勘があります。専業の投資家になっても成功していたと思いますよ」(元社員) 自ら1000億円を超える大金を動かしてきた理由について、襟川氏自身はこう打ち明けた。 「これまで会社に株取引専門の部署は設けていませんし、指南役をつけたことも一度もありません。だって、株取引は誰かに教えてもらったからといって上手くいくものじゃないんですよ。 アメリカにあったロングタームキャピタルマネジメントは2人のノーベル経済学賞受賞者や、FRB元副議長らの手により運用されましたが、それでも倒産してしまったわけですから」 経験に基づく自分の判断を大事にしているという襟川氏。後編記事『超大企業なのにまさかの「創業以来借入ゼロ」の衝撃...! 孫正義を『孫ちゃん』と呼ぶ「最強の美人経営者」の「スゴすぎる正体」』では、女傑の「投資術」や「意外な素顔」について紹介しています。
週刊現代(講談社)