ドラマ「高杉さん家のおべんとう」小山慶一郎インタビュー「家族の愛を伝えたい」
独身で彼女なし! 全力空回り男の高杉温巳(ハル)と、いとこでしっかり者の女子中学生・久留里(平澤宏々路)の凸凹共同生活を描いた「高杉さん家のおべんとう」が、10月2日から日本テレビ系で放送される。原作は柳原望の同名漫画。不器用な2人が“お弁当”をきっかけに少しずつ家族として距離を縮め、絆を深めていく。芸能生活24年で連続ドラマ初主演というNEWSの小山慶一郎に、見どころと意気込みを語ってもらった。
――主演のオファーが来た時の感想は? 「驚きました。これまで、ドラマのスピンオフで主演を演じたり、演技のお仕事はちょこちょことやってはいたのですが、連続ドラマの主演はなくて。マネジャーから『ドラマが決まりました』と言われた時に『何の役?』と聞いたら、『主役です』と言われ、『マジで?』という感じでした(笑)。芸能生活24年、NEWSも20年、僕自身も40歳を迎えましたが、まだやっていないことってあったんだなと思いました。新鮮です。自分で(主演を)やりたい! と思っても、オファーが来ないとできないじゃないですか。そういう意味でも、今やる意味があるなと。それに、全力を注いでやった結果、これから先に開ける未来があるかもしれないと思っています。芝居に目覚めちゃうかもしれない(笑)。僕らって(事務所の中でも)中堅じゃないですか。むしろ、ちょっとベテランの立場。ですが、初主演なので新人のような感覚です。ただ、スタッフさんがどう思っているのかなど、現場のことはすごく分かっていて。知識はあるので、撮影に関して空回りはしないと思います。現場が順調に進んでいくよう、ちょっと心の余裕を持ちつつ、これまで芸能界で培ってきた知識と経験を発揮していきたいです」 ――このタイミングで良かったですね。 「今なら全部分かっているので、芸歴と年齢は大きいと思います。若い時にドラマの主役のお話をいただいていても、台本に追われる毎日を過ごしていたんじゃないかな。今はセリフの裏を読みたいという思いがあって、なんでこのセリフはこの心情なんだろうとか、すごく興味があります。それに、母親への感謝の気持ちや、40歳になって人生経験を経てきたからこそのセリフの受け止め方はあると思うので、このタイミングで演じられて良かったです」