シャラポワ、優勝から20年の節目にウインブルドン訪問!「ここで観客として観戦するのは初めてです」<SMASH>
現在開催中のテニス四大大会「ウインブルドン」(7月1日~14日/イギリス・ロンドン/芝)のセンターコートに3日、“妖精”が帰ってきた。2004年大会のチャンピオン、マリア・シャラポワ(ロシア)である。 【画像】センターコートに姿を見せたシャラポワと優勝した2004年当時の様子 2004年大会の女子シングルス決勝でセレナ・ウィリアムズ(アメリカ)をストレートで破り、当時17歳2カ月にしてタイトルを手にしたシャラポワ。あれからちょうど20年を迎えた今年のウインブルドンでは、元女王のためにセンターコートのロイヤルボックスに席が用意され、シャラポワはその最高の席から家族とともに試合を観戦した。 テニスメディア『テニスチャンネル』のインタビューで心境を聞かれたシャラポワは「ここで観客として観戦するのは初めてです。ウインブルドンの試合を観戦するのに、これほどリラックスしたり、華やかに着飾ったりしたことは今までにありませんでした」と大感激。 会場では多くのテニス評論家から「次のマリア」と評されている17歳のロシア選手、ミラ・アンドレーワ(世界ランク23位)らとも交流。シャラポワは「こうしてウインブルドンと再びつながり、観客として訪れることができてとても良かったと思います」と感謝を述べるともに、「このスポーツを観戦しながら、これから出てくる新しい世代の偉大な選手たちを応援するのが私は大好きです」と語った。 四大大会では、2004年のウインブルドンを皮切りに、06年全米オープン、08年全豪オープン、そして12年と14年には全仏オープンと5つのタイトルを獲得したことで、キャリアグランドスラム(現役中に四大大会全てを制覇する偉業)も達成したシャラポワ。その実力と美しさから長きにわたり“テニス界の妖精”として親しまれ、多くのファンを魅了してきた。 2020年に引退するまで通算36個のタイトルと38,777,962ドル(約62億円)の賞金を獲得。その後、20年12月にはイギリス出身の実業家で大富豪のアレクサンダー・ギルケス氏と結婚。22年には第1子セオドアちゃんを出産している。そして今回のウインブルドン訪問では、自身の名前が刻まれた歴代優勝者の記念碑を息子に見せたりもした。 37歳を迎えた現在もファッション界をはじめ様々な分野で輝きを放ち続けるシャラポワ。そんな彼女のキャリアに大きく関わるウインブルドンは、いよいよ月曜日から2週目を迎え、13日には新たな女王が生まれる。 構成●スマッシュ編集部