【秋の寄せ植え】春まで楽しめる!花畑のような出来上がりになる花苗9種と作り方
カラフルで心も浮き立つ
空気がだんだん冷たくなって冬を意識しはじめる季節、この時季ならではの寄せ植えを楽しみませんか?ブログが人気のバラ愛好家・奥野多佳子さんの、カラフルで春まで楽しめる寄せ植えの作り方です。ファブリックアートも紹介します。
今月の作品「香り立つ」
大好きなハートをモチーフに、オーガンジーの花が香り立つイメージを表現しています。 何十色もの赤い布を使って、パッチワークでグラデーションをつけながらハートを描いた画面にオーガンジーの花、白い妖精……赤と白だけを使った作品です。 妖精の髪の毛も、白いガーゼを染めて使っています。その上に布や刺繍で繰り返しハートを描いて、赤の微妙な色合いを楽しんで作りました。
花畑のような寄せ植えを作りましょう!
毎年秋も深まると、お花屋さんを巡っては来春に向けての寄せ植えをどうしようかといろいろ思い浮かべます。今回は、寒さに強く春にふんわりと茂る花苗を選んで作ってみました。
寄せ植えを作るときに考えること
■1:一番大切なのは土です 限られた空間で植物は酸素や栄養素を土から吸収しないけないので、有機質を含んだ保水性のある水はけのいい土が必要です。また植える植物が酸性を好むのかアルカリ性を好むのかも確認した方がいいと思います。 ■2:置く場所も大事です 好きな花を植えることをまず考えがちですが、部屋の中なのか庭に置くのか、日当たりや風通しはどうなのか、背景には何があるのか。置く場所を決めてから、その環境に合った植物を選ぶことが大事です。 ■3:好きな植物+α 植物の組み合わせも、それぞれの性質(水が好きとか過湿は嫌いとか、お日さま大好きとか日陰でないとだめとか)や色合わせを考えるのは基本ですが、自分の好きな植物ばかり選んでいるとワンパターンになりがちです。 今まで使ったことのないものを選んでプラスアルファ……トライしてみることも必要ですね。それには植物を幅広く知って、たくさんの寄せ植えを見て、知識や情報を得ることが大事だと思います。 ■4:鉢選びも重要です たっぷりと植えこむ大きな鉢にするのか、小さな鉢をいくつも置くのか、また材質もテラコッタや樹脂製、プラスチックなどいろいろあり、それぞれ保水性も違ってきます。色、形、材質など今はさまざまな鉢が販売されているので迷うほどです。 私はもう何十年も使い続けているテラコッタの鉢がありますが、いい鉢ほど年数を重ねると雰囲気が出てくるので大切にしています。でも樹脂製などの軽い鉢も使いやすく重宝するので用途に応じて変えています。