寝不足は熱中症リスクを高める⁉️夏の子どもの体力を守る方法を睡眠と栄養の専門家が伝授
【"成功する子"の食事術】子どもの成長に食事が大切ってことは分かっているけれど、どんなものを作ればいいの?毎日のことだから、悩んでいる親御さんも多いはず。シリーズ累計14万部突破「成功する子は食べ物が9割」の著者・細川モモさんに、20年後に後悔しない子どもの食事術を教えてもらいましょう。 ◇ ◇ ◇
この夏は海面水温が基準値より低くなるラニーニャ現象により、観測史上1位となる暑さが見込まれています。体力を奪う暑さに加えて、寝苦しさによる睡眠の質の低下は日中の疲れを増幅させ、子どもたちの運動や勉強と向き合うやる気を削いでしまうかも。 そこで、今回は、夏の子どもの快適な睡眠と体力を守る方法について、乳幼児睡眠コンサルタントの愛波あや先生と栄養コンサルタントの細川モモが対談形式でお届けします。
寝不足は熱中症リスクを高める⁉️ 夏こそ眠りを味方につける必要あり!
細川:この夏は過去一番の暑さになるそうで、子どもの熱中症などの心配が尽きなそう。 愛波:ほんとに。日本の子どもは睡眠負債を抱え気味で、寝不足は熱中症リスクを高めるとも言われているので心配。睡眠には自律神経を回復させる役割があるから、できたら10~11時間程しっかりぐっすり寝てほしいな。 細川:そうだね、でも共働きで帰りが遅かったり、宿題や塾、スポーツなどの習い事でなかなか満足な睡眠がとりにくかったりする子どもたちが多いかも。十分な睡眠時間がとれない子におすすめできることってある? 愛波:あるある!まず試してほしいのはNASAによって効果が実証されている“パワーナップ(積極的仮眠)”。軽いお昼寝のことなのだけど、夜の睡眠の3倍も効果があるといわれているの。お昼寝というと横になってぐっすり……と思いがちだけど、お昼寝で熟睡してしまうと睡眠的には逆効果になることがわかっていて。パワーナップは座ったままで、アイマスクをつけたりホワイトノイズ(自然の音)を聞いて浅く眠るの。20分以上寝てしまわないように、タイマーをかけてね。