阪神 アルナエスと育成契約 マイナーで内野全て経験、捕手も「できる」 練習生として秋季Cに参加予定
阪神は29日、ジーン・アルナエス内野手(22)と育成選手として契約したことを発表した。年俸は300万円(金額は推定)。 パナマ出身で右投げ右打ちのアルナエスは、21年から米大リーグ・ブルージェイズ傘下に所属。今季はA+クラスで打率・233、2本塁打、12打点だった。メジャーでのプレー経験はないが、マイナーでは内野全てを守り、捕手の経験もある。「(米国で)最後の方は内野手でやっていたけど、チャンスがあったらキャッチャーもできるというところを見せたい」と意気込んだ。 午後からは半袖と短パン姿で、甲子園室内練習場で練習した。ティー打撃では176センチ、85キロのがっちりした体格から鋭いスイングを披露。「すごく体の状態はいい。(持ち味は)毎日100%全力でやること。守備も自分の中では強化しているので、アピールしていきたい」。今後は練習生として秋季キャンプにも参加予定だ。 室内練習場に入った時はチームの秋季練習が行われており、選手らにあいさつして回った。藤川監督とも談笑し、「冗談を言ってくれた。自分の名前を面白く言っていただいたりとか、自分の国のことを言ってくださった。いい迎え方をしていただいた。彼のためにも頑張りたい」と気持ちを新たにした。 ◆ジーン・アルナエス(Jean Arnaez)2002年8月22日生まれ、22歳。パナマ出身。176センチ、85キロ。右投げ右打ち。内野手。21年ブルージェイズ入団。今季は同チームA+リーグで51試合に出場。150打数35安打、2本塁打、12打点、打率・233を残している。捕手経験もある。