ヤンキースファンが大暴走 ベッツが好捕したボールをグラブの中から奪い取る…判定はアウト
◆米大リーグ ワールドシリーズ第4戦 ヤンキース―ドジャース(29日、米ニューヨーク州ニューヨーク=ヤンキースタジアム) 【写真】ヤンキースファンにグラブを奪われるベッツ いら立ちを隠せず ドジャースが3連勝で球団4年ぶりとなる世界一に王手をかけているワールドシリーズ(WS)第4戦でヤンキースファンの“蛮行”が起きた。 初回にフリーマンの第1戦から4試合連発、ブレーブス時代の21年と合わせてWS史上最長を更新する6戦連発となる2ランでこの日も先制を許したヤンキース。ファンのイライラも限界に達していたのだろうか―。その裏。1番・トーレスの打球は狭い右翼ファウルゾーンへ。ドジャース右翼のベッツがフェンスに激突しながらジャンピング好捕したのだが…。 ヤンキースファンとみられる男性がベッツのグラブをつかみ、中からボールを奪い取り、捨てるというまさかの行動に出た。ベッツも激高し、一連の動きを目撃していた審判によってアウトが申告された。ヤ軍はその後2死二、三塁と反撃のチャンスをつくったが、この日5番に打順を下げたスタントンが二ゴロに倒れて無得点に終わった。 その後、当該の行為に関わった2人のヤンキースファンは警備員に囲まれ、スタジアムから連れ出された。 またネット上では「ヤンキースファンとして恥ずかしい」「一生、MLBの試合会場に立ち入り禁止処分にすべき」「ドジャースファンではないが、いくらなんでもこれはひどすぎる」「野球ファンとしてあるまじき行為だ」などと“世紀の一戦”で起こった暴挙に憤慨する声があがっていた。
報知新聞社