飯塚翔太、全体1位で決勝進出 五輪選考会兼ねた大会に「ソワソワします」【陸上・男子200メートル】
◇27日 陸上 日本選手権第1日(新潟・デンカビッグスワンスタジアム) パリ五輪代表選考を兼ねて開幕。男子200メートルでは五輪4大会連続出場を狙う飯塚翔太(33)=ミズノ=が20秒46の組1着、全体1位で決勝進出を決めた。 ベテランらしく計算通りの走りだった。前半を抑えめに入った飯塚は、後半にギアチェンジ。最後は隣のレーンの上山をかわし、「とりあえず1着通過はうれしい。もう少し跳ねる感じというか、スピードを上げることできたら、決勝は前の方で勝負できると思う」と好感触だった。 日本選手権で4度の優勝経験を持つが、五輪の選考会を兼ねた大会は特別。「やっぱ慣れない。ソワソワしますね。でもいつもの感じなので」と笑ってみせた。 2016年リオデジャネイロ五輪では”リレー侍”として400メートルリレーでの銀メダル獲得に貢献した。今大会でもリレーメンバー入りへのアピールを兼ねて、本職の200メートルに加えて100メートルにもエントリー。「元気だったら走ります」と状態次第としたが、最大で4日間を戦う日本選手権で、好スタートの初日となった。
中日スポーツ