タイのGMM&日本のLDH、業務提携の“希望”「これは、世界で売れる」両国のエンタメが融合する未来
次世代アーティストたちが示すGMM MUSICの可能性
その後、司会による「どのように両者が発展していくかは、アーティストのパフォーマンスを観るのが早いでしょう」という言葉をきっかけに、GMM MUSICとLDHの各所属アーティストによるライブパフォーマンスがスタート。 GMM MUSICのトップバッターを務めたのは、2005年生まれの男性ソロシンガー・TIGGER。若干19歳ながら包容力や色気をも感じさせる、外見も内面も魅力的なアーティストだ。生歌ながら録音かと思うくらい高い歌唱力でバラードを熱唱し、観客を一気にGMMの世界観へと引き込む。 続いて登場したのは、練習生として訓練を重ねたのち、GMM MUSIC傘下のレーベル・GNESTから初の女性ダンス&ボーカルグループとしてデビューした5人組ガールズグループ・VIIS。 筆者が特に驚いたのは、優れたプロポーションから繰り出される彼女たちのパフォーマンススキルの高さだ。170cm前後の高身長に加え、タイの伝統的・今どきの美的感覚にかなうビジュアルを携えた5名が、一糸乱れぬダンスと安定した歌唱を見せつける。クオリティはK-POPレベルだが、韓国のグループにはない視覚的・音楽的な新鮮味。 まだ決して知名度は高くないにもかかわらず、GMM MUSICが抱えるアーティストのポテンシャルの高さを感じさせるにじゅうぶんの実力だった。 ラストを飾ったのは、GNEST初のアーティストとしてデビューを果たした5人組ボーイズグループ・PERSES。 ダンスのキレと一体感に溢れたパフォーマンス、何より恵まれたプロポーション。GMMTVの俳優・アーティストにも同じことが言えるが、そのほとんどが高身長だ。年々ビジュアルよりも才能・スキルが重視されるようになっていると言われるタイの芸能界だが、国内最大手のGMMはスキルがあるのは当たり前で、かつプロポーションにも恵まれた、狭き門をくぐり抜けたアーティストのみが所属できる事務所なのだ。