イシグロが管工機材販売子会社の五光山彦(三重)とカトカン(愛知)を経営統合。顧客サービス強化
総合配管機材商社のイシグロ(本社・東京都中央区、社長・石黒克司氏)は9日、五光山彦(同・三重県四日市市、同・後藤茂氏)とカトカン(同・愛知県一宮市、同・新間盛吾氏)の販売子会社2社を経営統合すると発表した。五光山彦が12月21日付でカトカンを吸収合併する。中部地区の経営資源を集約し、顧客へのサービス強化を図る。 五光山彦は2013年10月にイシグロ傘下となった五光商会が、18年3月に山彦と統合して発足。翌4月に中部機材も吸収し、中部地区の中核企業に成長した。 1980年(昭55)創業のカトカンは愛知県東部の一宮市での営業を中心に、配管機材や住設関連機器を販売。2022年1月にイシグログループとなり、五光山彦の一宮営業所も併設して営業面で協力してきた。 イシグロは統合理由について「既に両社は連携して地域に根差した事業を展開しているが、昨今の事業環境の変化に伴い、さらに踏み込んで経営資源を集約する必要があると判断した」と説明。カトカンの顧客取引や社員は、存続会社の五光山彦が引き継ぐという。