優勝には値するが称賛はできないレアル・マドリー【ワールドサッカーダイジェストのザ・ジャーナリスティック】
いまのバルサを見たらクライフはなんと言うか…
ジダン監督の効率重視の采配が奏功し、圧巻のラストスパートで3年ぶり34回目のラ・リーガ制覇を成し遂げたマドリーだったが……。(C) Getty Images
再開後のラ・リーガで一度も躓くことなく勝点を積み上げたマドリーが、3シーズンぶりの優勝を決めた。彼らが王者に値するチームだったのは間違いない。しかし、効率を重視したフットボールは、あまりに退屈すぎた。(文:ヘスス・スアレス/訳:小宮良之 2020年8月6日発売ワールドサッカーダイジェスト『ザ・ジャーナリスティック スペイン』を転載) ―――◆―――◆――― 私はこの原稿を、ラ・リーガが36節を消化した時点で書いている。 レアル・マドリーがグラナダに敵地で2-1の勝利を飾り、ついにリーグ優勝に王手をかけた。残り2節。2位のバルセロナとの勝点差は4だが、マドリーはこの宿敵との直接対決を1勝1分けで乗り切っているため、たとえ勝点で並んだとしても順位は変わらない。本誌が出る頃には、優勝が決まっているだろう(編集部・注/マドリーは37節、3年ぶり34回目のリーグ優勝を決めた
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