「興味深い選択肢」MFファビアン・ルイスをめぐって“場外クラシコ”勃発! スカッド充実の両クラブが獲得に乗り出す理由とは
バルセロナとレアル・マドリードは、パリ・サンジェルマン(PSG)に所属するMFファビアン・ルイスに、強い関心を示している。充実したスカッドを有する両クラブが、ワールドクラスの中堅MFを獲得しようとしている理由はいったい何なのか。スペインメディア『todofichajes.com』が現地時間17日に報じた。 【動画】バルセロナFWの芸術的ゴール! UEFAユーロ2024(EURO2024)のスペイン代表での大活躍によって、ナポリ時代から囁かれていたワールドクラスの評価を確立したF・ルイス。1メート89の長身に加え、左足から放たれる正確無比なキック、そして卓越したボールキープ技術を兼ね備えた28歳は、ナポリに在籍していた18/19シーズンから3年間、名だたるビッククラブからの関心が噂されていた。2022年夏の移籍市場では、PSGが争奪戦を制したが、そこから2年が経過した現在、今度はスペインの2大クラブが、獲得に本腰を入れる模様だ。 まずバルセロナについて、同メディアは、「MFマルク・ベルナルが負傷し、MFフレンキー・デ・ヨングに退団の可能性があることから、中盤の補強を急務としており、なかでもF・ルイスは興味深い選択肢のようだ」と、MFペドリやMFダニ・オルモといった攻撃的な選手たちを支えるポジションとして、同選手を計算していることを報じている。バルサの中盤の主軸2人とは、優勝したEURO2024でも共演しており、加入した場合、適応に支障はないだろう。 一方、新たな“銀河系軍団”を形成しつつあるレアルによる、F・ルイス獲得への本気度は、MFダニ・セバージョスの去就に影響されるようだ。「セバージョスが、古巣のベティスに復帰するかもしれないという噂は、ますます勢いを増している。カルロ・アンチェロッティ監督は、セバージョスがプレーし続けることを支持した主要人物の一人であるが、代表とクラブで安定したパフォーマンスを見せ続けるF・ルイスが加入することになれば、このイタリア人監督のセバージョスへの評価も、変わってしまうかもしれない」と、MFオーレリアン・チュアメニらとレギュラーを争う枠として、獲得を検討していることが伝えられている。果たして、F・ルイスへの関心は噂の域を脱し、伝統の一戦“クラシコ”のように激しい争奪戦となるのだろうか。
フットボールチャンネル編集部