円が対ドルで下げ拡大、一時158円台-7月中旬以来の安値
(ブルームバーグ): ニューヨーク時間26日午前の外国為替市場で円相場が下げを拡大。対ドルでは一時158円台と7月中旬以来の安値を付けた。
年末に向けたドル需要が円の重しとなる中、ニューヨーク時間午前8時半に発表された米雇用関連指標にも反応した。米国の利下げペースが鈍化する一方、日本銀行が来年1月も追加利上げを見送るとの観測が根強い。
ふくおかフィナンシャルグループの佐々木融チーフ・ストラテジストはリポートで、米連邦準備制度理事会(FRB)は利下げを既に終えたとし、構造的要因によって円は2025年末までに1ドル=170円まで下落する可能性があると予想した。
(c)2024 Bloomberg L.P.
Nobuaki Miyai