マッツ・ミケルセンがデンマーク開拓史の英雄に 『愛を耕すひと』2025年2月14日公開決定
マッツ・ミケルセン主演映画『The Promised Land(英題)』が、『愛を耕すひと』の邦題で2025年2月14日より新宿ピカデリーほかにて全国公開されることが決定。あわせて予告編とポスタービジュアルが公開された。 【写真】「東京コミコン2024」で来日するマッツ・ミケルセン&ヒュー・ダンシー 本作は、イダ・ジェッセンによる史実に基づく歴史小説『The Captain and Ann Barbara(英題)』を原作に、デンマーク開拓史の裏に隠された、ある愛の物語を描いた人間ドラマ。監督を務めたニコライ・アーセルが原作を読んで感銘を受け、ミケルセンに声をかけたことで本作の企画が動き出した。2人のタッグは、第62回ベルリン国際映画祭で2つの銀熊賞に輝いた、18世紀デンマーク王宮を舞台にしたラブストーリー 『ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮』以来、2度目となる。脚本は、『悪党に粛清を』『ライダーズ・オブ・ジャスティス』など、ミケルセンの出演作にも数多く携わってきたアナス・トマス・イェンセンが手がけた。 第96回アカデミー賞国際長編映画賞デンマーク代表に選出された本作は、第80回ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門にも出品されるなど、北欧のみならず世界で高く評価されている。 公開された予告編は、退役軍人のケーレン大尉(マッツ・ミケルセン)が、成功の報酬に“貴族の称号”が欲しいと答え、一同に失笑される場面で幕を開ける。それほど誰もが諦める難攻不落の未開の地の開拓に挑むケーレンの前に、自らの権力が揺らぐことを案じ土地の所有権を主張する有力者フレデリック・デ・シンケル(シモン・ベンネビヤーグ)が立ちはだかる。後半では、称号を懸け孤独に闘う彼が、夫を失った女性アン・バーバラ(アマンダ・コリン)や捨てられた少女と出逢い家族のように心を通わせていく様子や、肌の色の違いを理由に虐げられる少女を巡って葛藤する様子が描かれている。 さらにこの予告編は、『ハンニバル』シリーズや『ドクター・ストレンジ』、『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』など多くの作品でミケルセンの吹き替えを担当する井上和彦がナレーションを務めている。 あわせて、「荒野の果てに、春を掴む」という言葉とともに、ケーレンの柔らかくも力強い希望を感じさせる眼差しと、大地で微笑み合う3人の姿が捉えられたポスタービジュアルも公開された。 なお本作は、11月3日から名古屋で開催される「NAGOYA CINEMA Week」のオープニング作品としてジャパンプレミアが決定している。
リアルサウンド編集部