「 インフルエンサー はもう機能していない」 記者たちが耳にした小売企業の18のリアルな課題
インフルエンサーマーケティングについて
「15歳は気まぐれだ。(ブランドが)トレンディで楽しくあり続けるのは簡単ではないが、当社は多くのUGCから恩恵を受けており、多くのインフルエンサーは我々の活動をとても気に入ってくれている。その状況がなくなったら、どうなるのかはわからない」。 「インフルエンサーはもう機能していない。インフルエンサーのための予算をばっさり削減した」。 「インフルエンサーマーケティングに何十万ドルも費やしたという理由から、インフルエンサー予算を削減した……私が雇った100人のインフルエンサーに対して、十分な収益を上げたのはそのうちのおそらく5%ほどだろう」。 「当社は有料インフルエンサーの規模を大幅に縮小して、ギフティングに切り替えた。これは次にやるべき新しいことだ」。
コミュニティへの投資について
「これまですべての販売を、Facebookやインスタグラム、TikTokなどのソーシャルチャネルで行ってきた。言うまでもなく高い顧客獲得率を誇っている。しかし私がたどり着いた戦略は、ファンが自ら立ち上げたファンページを通じて、その熱狂的なファンを活用することだ」。 「ブランドがコミュニティフォーラム上で好きなものについて話し、盛り上がっている一方で、そのブランドの洗練されたサイトではそのようなことは一切掲載されてないというギャップが多く見られる」。 「当社はReddit(レディット)に広告を出しているが、実際、非常に素晴らしい結果が得られている」。
覆される俗説について
「データの多くはほとんど不透明なものだ。口コミが最良のマーケティングだと言われているのと同様に、購入後にアンケートを実施することが、顧客とやりとりする上で非常に有益な方法であることを突き止めた」。 「ブランドボイスは実在しない」。 「小売業での売上は大きいのだが、その売上がどこから来たのかを知るのは難しく、アトリビューションの問題を抱えている」。 [原文:‘Influencers are not cutting it’: Overheard at the Modern Retail Commerce Summit] CALE GUTHRIE WEISSMAN AND MARIA MONTEROS(翻訳:ぬえよしこ、編集:都築成果) Image via Ivy Liu
編集部