AKB48卒業→ニート→ブレイク 福留光帆、激動2年でつかんだ成功の舞台裏「あの状況に戻ったら不安で死んじゃう」
大喜利“恐怖症”を克服
「大喜利の天才」と言われ、ボートレース好きの他に、トークバラエティー番組での“毒舌”もウリとなったが、本人は「福留光帆という子は天真爛漫で、悩みやすい、ただの21歳です」と苦笑する。 「大喜利は大変だし、難しいです。頭の回転は速くないし、自分では学と品がないと思っているので(笑)、よくやってこれたなって。病みかけたところから、ようやくしんどい波から抜けて、大喜利も怖くなくなってきました(笑)。私、意外にのんびりしているタイプなんです。人のことをイライラさせるのも別に好きじゃない。毒舌は……求められれば。『切り込んでください』とか言われるので、多少は無理しています(笑)。毒舌の瞬間の切り抜きだけで、『性格が悪い』とか言われてしまうのは、結構しんどいです(苦笑)。でも、そういう見え方をしてしまうのは理解しています。何かあるたびに落ち込みますけど、(お笑いトリオ・安田大サーカスの)クロちゃんとか周りの人が助けてくれるので感謝ですね」 テレビ番組や映画、イベント出演など忙しい日々を送った2024年。「もう12月で、初めて『NOBROCK TV』に出させて頂いてからここまで忙しくさせて頂いているので、ありがたい限りですね。9か月は短いようですけど、芸能人としての時間としてはとんでもないこと」と語る一方で、意外にも「飛躍したいとか野望もない」という。 「キャラは自分で名乗るものではなく、周りにつけられるものだから、勝手につけられたものに苦労することはありますけど、自分がこのキャラだとは何も思っていません。私自身、AKB48時代と根本は変わっていなくて。もちろん、前よりもプラスαはあるけど、元々の土台にボートレースが加わっただけで、大きくキャラ変したわけではない。『福留光帆です』『自分は自分』って感じで。私はむしろ安定が欲しいですね(笑)」 福留は恩人である佐久間氏をはじめ、「皆さんからの言葉全てが大事」と前置きした上で、芸能界でやっていく覚悟を決める後押しをしてくれた母親の言葉を明かす。 「悩んだ時、お母さんが『家という帰ってこれる場所があるから、やりたいようにやってみなさい』と言ってくれたのには、安心して涙が出ました。家族が大好きなので。家族に背中を押されたら頑張れます」