AKB48卒業→ニート→ブレイク 福留光帆、激動2年でつかんだ成功の舞台裏「あの状況に戻ったら不安で死んじゃう」
2025年に掲げる目標は「継続」
怒涛(どとう)の2024年を一文字で表すなら――。小舟を指す「艇」を福留は挙げた。 「ボートでだいぶ稼がせてもらったので(笑)。ギャンブル的には負けているんですけど、イベントとかでしっかりと。同時に、好きなものが仕事になる大変さも知りました。『艇』以外なら、佐久間さんの(名前の)『宣』で!」 AKB48時代には、“仕事をしたくても仕事ない”苦しい経験もした。それだけに、今がどれだけ充実していようとも、「いつこの楽しい日々が終わってしまうのか、という不安もあります」と胸中を吐露する。 「前の自分はこんな風にお仕事がある状況を経験していなかったので、気楽でした。今、急にあの状況に戻ったら、不安で死んじゃうと思います(笑)。自分が“売れた”という実感はいまだになくて、自分のことを第3者だと思って、『福留光帆さん、毎日偉いな』と見ています。パチンコで言う『確変』のようなものですかね。何回引けるか。ラッシュの途中みたい感じです。不安の方が大きいかもしれないからこそ、今与えられたことは100%の気持ちで頑張ろうと。『NOBROCK TV』は150%の気持ちです(笑)」 この2年間で良いも悪いも経験した福留も、まだ21歳。「2024年を少しでもこぼさないように、2025年に持っていきたい」と語る。 「一番は『継続』。『あれやりたい』『これやりたい』はありますけど、いろんなことに手を出して中途半端になりたくないので、与えられたことをしっかり頑張りたい。お仕事を頂けるのはありがたいので、なんでもやります。NGなし! 今は1人(ソロ活動)だから、自分と向き合ってくれる人がグループの時よりも近くにいてくれる。仮にここから飛躍できたとしても、ここから落ちたとしても、周りの人を大事にする気持ちは大事にしたいです」 自分らしく、「よいお年を。来年も皆さんの目に入れるように頑張ります。『チュッ』とハートマークでも書いておいてください(笑)」と、メッセージを送った福留。2025年の快進撃の行方からも目が離せない。 □福留光帆(ふくとめ・みつほ)2003年10月22日、兵庫県出身。2019年にアイドルグループ・AKB48チーム8のオーディションに合格。コロナ禍の影響もあって22年7月に卒業した後、一時は実家でニート生活を送ったが、24年3月の『佐久間宣行のNOBROCK TV』に出演し、大喜利で大ブレイクした。趣味はボートレース観戦。自身初となる「福留光帆 2025カレンダー」が発売中。
小田智史