ニトリの通販・EC売上高は4%減の885億円、EC化率は11.1%。全体の減収が響く【2024年3月期】
ニトリホールディングスが発表したニトリの2024年3月期における通販事業売上高(海外を含む)は前期比4.0%減の885億4400万円だった。
全体の減収が通販事業にも影響したと見られる。ニトリ事業の売上高は同4.4%減の7854億円で、EC化率は11.1%。
なお、国内通販事業の売上高は、同4.3%減の871億円だった。国内通販事業では、2024年3月期末でライブコマース視聴者数が累計633万人を突破。ライブコマースは132回を配信し、週3回配信を定型化した。スマホの画面をタップして拡大できる、切り抜き動画の自動作成機能を搭載した。
2024年3月期末のアプリ会員数は、前期末比332万人増の1933万人。2025年3月期末におけるアプリ会員数は2200万人を目標としている。アプリ会員数の年間購入回数は、非アプリ会員(カード・EC・LINE会員)の1.5倍、年間購入金額は同1.7倍となっている。
連結子会社の島忠による2024年3月期の通販売上高は、同21.5%減の7億7800万円。ニトリホールディングスによる同期連結通販売上高は、同4.1%減の893億2800万円だった。