速水もこみち、愛車歴を初披露 日本製セダンから始まったカーライフとは
愛車を見せてもらえば、その人の人生が見えてくる。気になる人のクルマに隠されたエピソードをたずねるシリーズ第53回。前編では、俳優の速水もこみちさんが思い出深いフォード「マスタング」と対面した! 【写真を見る】速水もこみちとかつての愛車(13枚)
初めての愛車はセダン。名前は……
「まだ1カ月しか経っていないのに、なんだか懐かしいなぁ……」 そう言いながら、速水もこみちさんは第5世代のフォード・マスタングに歩み寄った。速水さんはつい1カ月前まで、同じ型のマスタング・コンバーチブルを所有していたのだ。撮影車両の白いボディと黒革のインテリアという組み合わせも、速水さんの愛車と同じだったという。 白いマスタング・コンバーチブルに至るまで、速水さんはどんなクルマに乗ってきたのだろう。免許の取得にさかのぼって、愛車の歴史を振り返っていただく。 「子どもの頃からクルマは好きでしたね。僕はアメコミにハマっていたので、『バットマン』に登場するバットモービルとか、『トランスフォーマー』に出てくるようなクルマに憧れました。だから18歳になってすぐ、喜び勇んで教習所に通ったんです。ただ、僕は朝が弱くて、そのせいで少し時間がかかってしまいましたが……(笑)」 速水さんは2002年、テレビドラマ『逮捕しちゃうぞ』で俳優としてデビューしている。したがって、次第に忙しくなるタイミングだったはずだ。 「でも当時はまだまだ自分のクルマを手に入れられるような身分ではなかったですね。父はメルセデス(・ベンツ)が好きで、カクカクしたやつとか丸目のやつ、AMGとかいろいろ乗り換えていました。僕が免許を取った頃は、『Cクラス』だったか『Eクラス』だったか、メルセデスのセダンに乗っていたので、僕もたまに運転させてもらいました。そうこうするうちに、僕が運転するようになったと聞きつけた親戚のおじさんが、お下がりのクルマをプレゼントしてくれたんです。この取材が決まってから車名を思い出そうとしているんですが、どうしても思い出せなくて……。とにかく国産のセダンで、あれはうれしかったなぁ……」