「賭け麻雀」が禁止されているのはなぜ?競馬やパチンコは許されているのに…。
競馬は公営ギャンブルであり違法ではない
賭け麻雀は、賭博罪をはじめとした罪に問われる可能性がありますが、競馬はギャンブルや賭博に該当しないのかと疑問に感じる方もいるでしょう。結論から申し上げますと、競馬は公営競技と呼ばれるもののため、違法ではありません。 公営競技は開催する国や地方自治体への経済的効果が期待されるため、合法的に行われています。オートレースや競輪、競艇なども同様です。 つまり公営競技は、民間企業ではなく公的機関が開催する賭博であり、プロフェッショナルスポーツです。公営競技により得た収入は、公的事業に使用されています。 なお、競馬は畜産振興と福祉事業を目的としており、競輪とオートレースは産業の発展と福祉事業を目的にしています。そして競艇は、船舶の発展と社会事業を目的に実施されています。
パチンコは三店方式のため賭博にあたらない
パチンコが賭博として罪に問われないのは、三店方式により運営しているためです。三店方式により、お店がお客さんに対して直接賞金を支払っているわけではないため、賭博にあたらないとされています。 三店方式では、お客さんがお店へお金を支払い遊ぶための玉を受け取ります。遊んだ後お客さんは、パチンコ店で玉と特殊景品を交換してもらい、特殊景品を第三者である商品流通業者に買い取ってもらうことで現金を得る仕組みです。 パチンコ店と商品流通業者がまったく別の業者であることがポイントです。三店方式を採用せずにパチンコ店と商品流通業者の経営が同じだったことから、摘発された事例は複数あります。
賭け麻雀は賭博に該当するため禁止されている
賭け麻雀は賭博に該当するため、発覚すれば罪に問われる可能性があります。一方で、競馬は公営競技として認められているため、違法ではありません。パチンコ店も三店方式を活用している店舗は、第三者の介入があるため罪には問われないようです。 そのため麻雀をする際は、賭け事をせず競技として楽しむようにしましょう。 出典 e-Gov 法令検索 刑法 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部