巳年にあやかり「復活」「再生」なるか 神奈川県内企業・団体で仕事始め、トップが語ったことは
県内企業・団体の多くが6日、2025年の仕事始めを迎えた。今年は巳(み)年。脱皮して成長を続けるヘビは「復活」や「再生」を連想させ、縁起の良い動物とされる。企業のトップらは変化の好機を逃さず、さらなる成長と飛躍につなげることを誓った。 昨年3月の日銀のマイナス金利解除に伴い、“金利のある世界”が到来。金融業界は、大きな環境変化に直面している。 横浜銀行(横浜市西区)の片岡達也頭取は、動画で行員に向けてメッセージを発信。22年にスタートした3カ年の中期経営計画は足元で大きく上回って進捗(しんちょく)しているとし、「現中計をしっかりと締めくくり、次の3年間でもさらなる高みを目指せるよう取り組もう」と呼びかけた。 また、今年のキーワードに「一心」を掲げ、環境が加速度的に変化する中でも成長を続けていくためには「多くの人が心を一つにして同じ方向に向かうことが不可欠」と述べた。 昨年、「ゆめが丘ソラトス」などの大型プロジェクトが完了した相鉄ホールディングス(同)。本社で開いた新年賀詞交換会には、グループ各社の幹部ら25人が出席した。 林英一会長は、沿線は将来人口の自然減が避けられないものの、27年の国際園芸博覧会など、沿線外の人たちに魅力を感じてもらえる好機を迎えると説明。「25年もチェンジ・チャレンジ・スピーディーの精神で持てる力を発揮し、次世代を切り開くイノベーティブ(革新的な)相鉄グループを創(つく)り上げていこう」と語った。
神奈川新聞社