覆面調査員が窓口対応もチェック、小樽市が「おもてなし規格認証」取得…自治体で初
北海道小樽市は、高品質のサービスを提供する事業者を見極める「おもてなし規格認証」で2番目にグレードの高い「紺」認証を取得した。自治体では全国初となる。
おもてなし規格認証は、主に飲食店、ホテル、物販店などを対象に経済産業省が2016年に創設した制度。運用は「おもてなし規格認証機構」が担う。紫、紺、金の3ランクあり、紺は「独自の創意工夫が凝らされ、サービスの品質を高く保っている」事業者に付与される。機構によると、自治体からの申請は初めてだったという。
市内では、小樽観光協会などが独自の認証制度を創設。市も、おもてなし向上に「オール小樽」で取り組もうと昨年7月に申請した。覆面調査員による窓口対応の調査など所定の基準をクリアし、昨年11月30日付で認証に至った。