目がちっちゃい!顔が大きくがっしりしたブータンのオス猫たち、メス猫は目がクリッとかわいい
こんにちは、世界を旅する犬猫写真家、新美敬子です。今回はヒマラヤ山脈の麓にあるブータン王国をご紹介します。 【猫写真17点】見て、この小さな目!体ががっしりとして顔も大きいオス猫だからこそ パロは、ブータン唯一の国際空港のある町です。パロは小さな町ながら、猫と多くの出会いが期待できるところなので、ブータンへ行った際には、ぜひとも立ち寄ってください。 メインストリートにある中古家電の店の猫は、向かいの店をじっと見ていました。 視線の先には、毛繕いに没頭している猫がいました。その日用雑貨店は、まだ閉まっているのですが、猫が座れる分だけ扉が開いています。 毛繕いが終わってスッキリした顔になりました。「これから招き猫をがんばるぞ」と気を引き締めたのかもしれません。
少しあとにこの店の前を通ると、商品受け渡しの窓が開いていて、猫はしっかり愛想よくしていました。ブータンの多くの店は、買うものをオーダーして窓口で受け取る方式なのです。 女性僧侶が営む茶店です。自宅の玄関から続く部屋を、誰でも立ち寄れる場所として開放しているのだそうです。話がしたい時に立ち寄ったり、休憩でお茶を飲んだり。手芸用の布や手作りの巾着袋なども販売していました。商品を勧めるように、猫がちょこんと色鮮やかな布の上に座りました。 お客の女性がお茶を注文して腰かけると、別の猫がやってきて女性に寄り添いました。わたしはハーブティーをいただきました。ブータンで採れるハーブの香りが漂い、いい感じのサロンだなあと落ち着けます。 別の商店から現れたあどけない表情の猫は、生後4~5カ月くらい。虫でしょうか? じっと何かを見つめて近づいていきますが、視線の先にはなにも見当たりませんでした。
メインストリートを離れると、農業や山の仕事に従事する家が点在しています。静かに家の間を歩いていた猫に「シュシュシュシュシュ」と声をかけると、目の前に来てくれました。これがブータンでの一般的な猫の呼び方なのです。 木材の間の日陰で休んでいた猫は、こちらに気がつくとゆっくりと近づいてきました。 山道沿いの原っぱを歩いていたこの猫は、若いメスだと思います。 ブータンの猫は、オスとメスの違いがはっきりしているように感じました。メスは、キジトラやアビシニアンのような毛並みで、目がクリッとしています。オスは、体ががっしりとして顔も大きいので、その分、目が小さく見えます。白地にトラ模様が入った猫は、ほとんどがオスでした。