「友達から悪口を言われて、つらい」子どもがうちあけてきた時、どうすればいい?
まとめ & 実践 TIPS
まだ発達段階の途中だからこそ、自分が認められたくてつい悪口を言ってしまったり、言葉足らずで悪気なく言ったことだったりする場合もあります。一方で言われたほうは深く傷ついてしまったり、学校に行けないほど真剣に悩んでしまったりなど、深刻な場合も。 「気にしない、気にしない!」と軽く受け流してあげるほうがいいのか、つらい気持ちを受け止めつつ前を向けるようにフォローするほうがいいのかなど、慎重に判断する必要があります。 また、自分が言われて嫌だった言葉は、誰かを傷つける可能性があり、自分も使わないよう気を付ける必要があると伝えることも大切です。 大人になっていくにつれて、誰かに言われた心ない言葉を自分なりに消化し、そういう相手との適切な距離感を見極めてうまく関わっていく必要が出てきます。これから先、お子さまが自分自身を守れるよう、コミュニケーショントラブルのうまい流し方を身に付ける機会にすることができればいいですね。
プロフィール 中原絵里子 トラストコーチングスクール認定コーチ。自分を信頼し、周りからも信頼されるためのコミュニケーションの技術を学ぶ講座「トラストコーチングスクール」を提供する傍ら、目標達成に向けて伴走するパーソナルコーチングセッションも行っている。ライター、編集者としても活動中。